2016年6月号 第364号

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odousi-photoお裾そ分に心がけよう

 私たちは自分の持てる労力、時間、お金をすべて御法の為に使うなんてことはできません。でも「お裾そ分け」(おすそわけ)ならできるはずです。

 では、香風寺信徒であるみなさんは、なにを、どんなふうに御法にお裾そ分けさせて頂くことができるでしょうか。

 お寺でのお掃除、お給仕、お供養調整のお手伝いなどで労力のお裾そ分け。

 お寺参詣、お講参詣などで時間のお裾そ分け、

 ご有志、お布施などでお金のお裾そ分け。

 こうしたお裾そ分けをそれぞれ分相応にさせて頂きましょう。

 ここで注意事項を一点付け加えておきます。

 「お裾そ分け」だからといって、自分の残り物、余り物の労力、時間、お金をご法のために使わないようにしましょう。

 まず自分の労力、時間、お金の「お初」とっておき「お裾そ分け」にさせて頂きましょう。

 月々、まず身体を使ってご奉公というお裾そ分けを予定しておく。

 「この日はご参詣」と時間のお裾そ分けをあけておく。

 「これだけはご有志、お布施に」とお金のお裾そ分けをとっておく。

 こうゆう心がけのお裾そ分けが「福のご利益」というご宝前からのお返しを頂戴することになるのです。

 ただし、はじめからお返しを当てにしてはいけません。損得勘定をはじかず、労力、時間、そしてお金のお裾そ分けを心がけ、ご法と感応道交させて頂いている喜びを感得させて頂きましょう。
 損すると 思うな得のある事ぞ
   御法のために 骨惜しみすな
        (御教歌)


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