2016年8月号 第366号

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odousi-photo物忘れ上手になろう。

 人間、だれしも年をとるほど物忘れがひどくなってくるものです。

 これは老化現象、生理現象だから仕方がありません。

 なにしろ人間はある年令を過ぎると一日に十万個から二十万個の脳細胞が壊れていくというのですから。

 どうせ徐徐に忘れっぽくなるのなら”物忘れ上手”になることです。人に対する恨み辛みを忘れること。これが物忘れ上手な人です。

 人から受けた嫌な仕打ちを思い出しても自分がみじめになるだけ、不快な思い出をよみがえらせるだけです。楽しかったこと、うれしかったこと、有難かったことをできるだけ心のファイルに保管し、時折、思い出してみることにしましよう。

 とにかく、物忘れ上手になろうとすること、これは人間が晩年になすべき最後の努力の一つなのです。

 ここで皆さんに物忘れ防止の秘策を伝授することにしましよう。(以下はある脳外科医の説の受け売り)

一、文字を書くこと。

二、掃除、片付けを進んでやること。

三、いろんな年齢層の人と交わること。

四、毎日、水をしつかり飲むこと。

五、散歩を心がけ、できるだけ歩くこと。

六、為になる文章を音読すること。

 人間の脳細胞の大半は実は眠つたままで働いてはいないのだそうです。

 ですから一日に十万個、二十万個の細胞が減っていくとしても大丈夫、眠っている細胞に刺激を与えて活性化させていけばいいのです。

 右の心がけを実行して、年をとると共に脳活性化老人になりたいものです。

 考えてみると、佛立信者として前向きに口唱、参詣、ご奉公に心がけることほど良い脳の老化予防策、体力低下予防策はなさそうです。

 皆さんも、この私(福岡日雙)を手本にして、年と共に元気ハツラツ佛立信者になるよう心がけられたし。(エヘン)
 人はいざ われは年ふる
         春ごとに
  身さえのどかに 若返りつつ
    (開導日扇聖人 ご教歌)


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