2023年12月号 第454号
自分が火種(ひだね)になる生き方を
佛立菩薩は「指示待ち族」になってはいけません。言われたからする、言われないことはしないという消極的人間にならないこと。「御弘通を心がけたる信者」とは、自分のほうから能動的に他に働きかけのできるご信者ということです。
自分がご信心増進、改良の火種になって、他の人の心にご信心を点火していこうという心意気が備わった人が佛立菩薩です。
私たちはいろんな縁の中で生きています。血縁、地縁、社縁、つまり家族、兄弟姉妹、親戚、、隣人、仕事での仲間、そういう血縁、地縁、社縁を大事にして、それを法縁つまり、ご信心の縁へと高めていく心がけを失わないご信者、それこそが佛立菩薩なのです。
我道にすすむ心を照し見て
仏は力
そえ給うなり
人にさせ せぬをとくかと
おもいしに
おのが果報を
へらす損あり
(日扇聖人御教歌)