2024年3月号 第457号
人間は常に今が若い
十年前の自分と、今の自分を比べると今の自分は年老いたかに見えます。
でも十年後の自分より、今の自分は若いはずです。
人間は常に今が若いのです。
「散る花を追うことなかれ、出る
月を待つべし」
とは古人の残した言葉。
手許から離れていったものを追わず、新たな幸を待ちつつ暮したいもの。
与えられるものを待つのではなく、自ら求める気概を懐き続けたいもの。
そういう人は今も、未来も常に若いのです。
開導聖人は
人はいざわれはとしふる
春ごとに
身さえのどかに若返りつつ
と詠まれています。
お互い、させていただけるだけのご参詣、ご奉公に心がけ、身と心の若返りを計りましょう。