2024年4月号 第458号
小欲知足
「小欲知足」、これはお釈迦さまの説かれた教えで「欲少なくして、足(た)ることをしれ」と読みます。
関西弁に意訳すると、「欲もほどほどにして、まぁこの程度で満足しとこか」ということです。
小欲知足の境地に少しでも至るための心がけを付記してみましょう。
・自分にないものを数えないで、自分に今あるものを数える。
・「無病息災」を願わず、「一病息災」で満足する。
(八十を過ぎて「無病」を願うのは厚かましすぎまっせ)
・わだかまりなく、気兼ねせず話し合える人がいたら、「自分は幸せや」と思いましょう。
足ることを知りて暮せば
楽なもの
不足に思う からに貧乏
足ることを知れば金持
足ることを
知らねば金が
あれど貧乏
(日扇聖人御教歌)