開導日扇聖人御教歌
●あいがたき みのりにあいし
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●朝起きは なるほど妙な 徳がある |
●あなうれし 人と生まれし |
●あほの知恵かしこと知恵と |
●いかばかり うれしきことの
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●生きている日数の中の今日の日を |
●「一心一念、心が本なり。 |
●うれしさは 人と生まれし |
●運は天にまかすというは大いなる惑いなり。 |
●大かたは人目つつしむ |
●おのが身につみし功徳は |
●金ためて 長生きをして 信心を |
●かわるなり おなじみのりを
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●草がくれながるる水も
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●口唱程 不思議に妙な行はなし |
●「心の鬼が地獄へ連れていき、 |
●この娑婆が |
●さかさまにものを見るゆえ |
●さとらずも さとれる人に |
●寂光は娑婆の金銀不通用 |
●知らぬこと知らぬといいて |
●死ぬる日を心に明日と定むれば |
●娑婆という 処をかえず |
●信行は 何より一の 金もうけ
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●信行は 足にまかせて 参詣し |
●信行を 楽しみにして 日を送る |
●信心は 日々に新たに |
●信心は何になるぞと |
●損すると 思うな得のある事ぞ |
●損得の 勘定かけて つとめたる |
●足る事を知りて暮せば楽なもの
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●足ることを知れば金持
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●つとめよやいかなることもかなふべし
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●当宗は事相宗なり 事相とは |
●時々にはやらしてみる神仏(かみほとけ) |
●とし寄りてつとめ働き |
●どうしても物識り顔の |
●中々に あゆまれぬ子は 背なに負い |
●何もよし人と生れて要法に |
●なるだけの分相応の
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●なんとなくうかと心に
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●願くはつかい給れ奉公を |
●箸かたし 持ちてはいなぬ |
●はらたてて ようなろうかと
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●人はいざ われは年ふる |
●人にさせせぬをとくかと |
●人に物やりし心にくらぶれば |
●人のいう言葉につくな仏法を |
●ふみ迷う人におしえよ妙法の |
●法華経の 行者に供養 する功徳
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●煩悩に 迷うてくらす 一生を |
●身に病い受けし報いも |
●世の人は貪(とん)瞋(じん) |
●よの人のあほはさておき |
●世の中を うらむはおろか
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●我が身をかえりみ、有難う存じまする
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●我道にすすむ心を照し見て
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●われ道に すすむ心を 照らしみて |